アイセア・ブログ 現地通信
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"イースターのあと"
4月8日、9日はイースター(復活祭)という、カトリックの祝日でした。その前の週、授業が終わると、初心者クラスの学生たちからプレゼントをもらいました。
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部屋に帰って確かめると、色のついた卵の中には、塩・胡椒などの調味料が。新しい生命の象徴であるウサギ、そのフィギュアの中身はチョコレートでした。
8日は、万聖節(11月1日)、クリスマス(12月25日、26日)の時と同様に、ジェシュフ市街は水を打ったように静かで、どのお店も開いていませんでした。いまの日本では見られない、不思議な光景です。
9日になると、ジェシュフ本駅前の花屋さんと一部のケバブ屋さん、駅構内の売店だけは開いていました。
その9日、ウッジの吉田先生から、ポーランド国内のICEA日本語講師あてにメールが送られてきました。この後、連休(5月第1週、1日にメーデー、3日に憲法記念日)など入るので、「欲張らず、確実にできる日程をおさえて、最後の仕上げを」。
筆者のジェシュフ滞在も、終盤に入ったのだなと感じました。
メールといえば、滞在中、とても大事なのが、インターネット、携帯電話などに関することでしょう。現地から、あるいは、現地の人と、実際に連絡をとりあうのに必要であり、また、いろいろな情報を日本語で得るのにも不可欠な情報通信手段だからです。今回は、そのお話をしたいと思います。
写真は、筆者の部屋にあるコンセント、プラグです。日本とは形状が異なるのですが、電圧は気にせず、日本のものがそのまま使えます(変圧器は不要)。日本の電化製品を使えるように、変換プラグを持っていきましょう。
これは、ノートパソコン(ラップトップ)が、インターネットに接続してある状態です。ケーブルは、日本の家電店で3mのものを購入して持ってきましたが、ジェシュフにも、お店はいくつもありますので、来てからでも大丈夫です。
携帯電話は、現地で、プリペード式の安価なものがたくさん出ているので、SIMカードとともに購入します。日本からも携帯電話をひとつ持ってきましたが、国際電話になってしまうので、現地の人との簡単な連絡にはほとんど使いません。
このほか、パソコンから電話のようにやりとりができるSKYPEがありますが、容易に登録でき、ジェシュフのお店でマイクロフォンを購入して、ICEA本部と交信できています。
このように交信できるからこそ、ジェシュフのブログ通信も可能になる訳です。
そして、授業のためのコピー機やプロジェクタなどの情報機器は、この教員室「333」で準備できます。筆者がいつも授業を行う「337」教室の向かいにあります。
必要な時は、コピー機を使用したり、プロジェクタを使用するためのパソコンを持ち出したりしています。教員室も備品も、自由に使っていいと言われていましたが、頻繁に使うようになったのは、後期に入って慣れてからのことです。
慣れてきたところで、授業もあと1か月ほどになりました。
イースターの前後を通しても、前期に頑張っていたよい学生たちの何人かがなかなか姿を見せません。続けるということはなかなか大変なことのようです。しかし、筆者の日本語コースに慣れて、かつ、熱心な学生たちが元気に出席しています。
【授業開始前の中級者クラス。教室内には、プロジェクタとスクリーンが備えてある】
"春の訪れ"
ジェシュフは少しずつ春めいてきましたが、暖かい日と寒い日とが交互にやってくる、不安定な天気が続いています。今日、金曜日はお昼過ぎに、ぱらぱらと氷が降ってきました。
写真は、ザレシエのバス停留所です。キャンパスの敷地のすぐ目の前にあります。停留所の向こうに、コンビニサイズの小型スーパー、理髪店、薬局などが並んでいます。
【理髪店は、ポーランド語で、SALON FRYZJERSKIと表されます(写真中央)】
今朝は、レイタナキャンパス内の銀行窓口で、来月分のバス乗車券代の支払いを受けて、バスで戻ってきてから、写真左の小型スーパーで買い物をして、この床屋さんに行きました。女性のお客さんだけでなく、勿論、男性のお客さんも来ます。シャンプーなしでカットだけなので、早くすみます。15ズウォティ(1ズウォティ=約30円とすると、450円ぐらいになるということです)。春を迎えるこの時機に髪を切って気持ちもさっぱりしました。
普段もこうして少し先の大型スーパーで買い物をしてバスで戻り、この停留所で下りて(この停留所に着くバスの多くはここで終点になります)、あるいは、小型スーパーなどで買い物をして、ザレシエのキャンパスの敷地内に歩いていきます。
そのまま直進するとD1の建物(経済学部棟)がありますが、ここには、学生食堂と自動販売機があります。
【前方に「学食」の入口】
【手前に自動販売機。前方扉の先に、授業を行うD9棟がある】
今日は「学食」ではなく、部屋でお昼の食事をしたいので、このままD1棟の中を通り過ぎて、学生寮(D5棟)に帰りました。
さて、授業の近況ですが、昨日まで、初心者クラスでは、筆記テストを行っていました。
「げんき」第5課までの文法事項を参考に、"あなたのりょこう、または、ジェシュフについて、かいてください"という問題、それから、漢字の書き取り。
イースター(ポーランドの祝日。今年は、4月8日)をひかえていても、参加して熱心に取り組む学生がいるのは、うれしいことです。
また、メインの教材によるばかりでなく、とりわけ初心者・中級者の5クラスでは、学生からの質問をきっかけにして、授業の内容を決めて行うことも多くなりました。例えば、日本語の学習の範囲で漢詩を採りあげたり、俳句の紹介と解説をしたりしています。学生たちが、日本語の文字やその音について関心を高めてきているのが分かります。
上級者クラスでは、ひらがな、名詞を楽しみながら習得できるのではとの考えから、「しりとり」をやってみました。語尾に「ん」が付く名詞をたくさん言ってしまった学生に、次回の教材を貸し出しました(筆者の日本語コースでは、誰か一人に教材を渡して、それを各人がコピーする、という方法が採られています)。
こうした取り組みの中で、前回書いた"春の予感"の通り、学生とりわけ初心者のレベルに個人差がよく表れてきています。テストや俳句をきっかけにして、学生一人一人が日本語の学習に新しい楽しさを発見して進んでくれることを期待します。
"後期、始まる"
そんな中、バスの1か月乗車券を買ってきました。ジェシュフ本駅の向かいにある販売所で購入する際、大学あての書類を作成してもらい、それをレイタナの大学当局に提出すると、数日後に大学構内の銀行窓口でバス代の支払いを受けられます
券面には、marzec 2012(2012年3月)の刻印。これで3月の市内移動も安心です。
こういった交通機関の利用のことも含め、教室の利用からジェシュフ市への滞在届に至るまで大事な手続きは、最初の段階でポーランド人の先生がサポートして下さいます。
もっとも、それ以外の、生活上のちょっとした手続き、例えば、授業のある日に、管理室から教室のキーの貸し出しを受けたり、寮で洗濯場の使用の予約をしたりする時には、初めは四苦八苦しました。でも、ここまでの5か月間、どうにかやっています。
【筆者の部屋から見た廊下。エントランスの前方(写真の右側)に市の部局が、正面突き当りに洗濯場がある】
さて、この2月中旬から、大学では後期の日程がスタートしました。が、先週に続いて今週も、日本語の初心者4クラス中2クラスは、数えるぐらいしか学生がいません。
出席した学生の話によれば、今は再試験の期間中とのことでした。
日本語クラスでは試験を行わないため、そのような緊張感とは無縁ではありますが、それでも前期の復習から新しい内容へと、活気のある指導に努めています。
前期はすべてが手探りの状態でしたが、今ではいくらか余裕をもって取り組むことができています。
後期授業では、学生たちが授業を楽しみながら日本語能力をアップさせることにつながれば、との期待を込めて、これまで以上に、ポーランド語で書いたり話したりするように心掛けています。ICEAのポーランド語研修資料がここへきて本当に役立っています。
後期授業開始から2週間。学生たちは、1か月のブランクにもかかわらず、既習の内容を概ね理解していました。ただ、初心者4クラスについては、真剣に授業を受けている学生と、そうでない学生との差が、春になって顕著に表れてくる、そんな予感がしました。